Maker Faire Seoul 2023に行ってきました:5日目 : ソウル城郭を散策

Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE
Published in
Nov 21, 2023

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この日の散策は東大門から始まり、駱山公園、アルコ美術館、臥龍公園、北村、景福宮、南大門市場、そして梨泰院、東大門総合市場へと続きました。ソウルの多様な魅力を堪能する充実した一日となりました。

東大門からソウル城郭への散策

朝は東大門からソウル城郭を歩き始めました。ソウル城郭の東大門からの道は、ソウルの歴史と現代文化を結びつけるユニークなルートです。この道は、かつての王都の城壁に沿っており、歴史的な建造物と自然の美しさを同時に楽しむことができます。東大門は、かつてソウル城壁の主要な門の一つであり、現在もその遺構が見られます。この道は城壁に沿っていて、歴史的建造物や自然の景観を楽しむことができます。

このルートを進むと、色とりどりの壁画で知られる梨花洞壁画村に立ち寄ることができます。梨花洞壁画村は、鮮やかな壁画で飾られた街並みが特徴で、アート愛好家や観光客に人気のスポットです。壁画は地元のアーティストによって描かれており、ソウルの文化的多様性とクリエイティブなエネルギーを反映しています。

また、このルートをたどると、駱山公園までの登り坂があります。ここからはソウル市内を一望でき、息をのむような景色を楽しむことができます。自然に囲まれた静かな環境は、都市の喧騒から離れてリラックスするのに最適な場所です。

ソウルは四方を山に囲まれており、簡単に見晴らしの良い自然豊かな高台に登れるのが、とても羨ましいと感じました。

さらに、駱山公園から下ったヘファ(惠化、혜화)では、ソウルの現代アートシーンを象徴するマロニエ公園やアルコ美術館を訪れることができます。マロニエ公園は、アートイベントやライブパフォーマンスで活気に満ちており、若者やアート愛好家にとって重要な集まりの場です。一方、アルコ美術館は、韓国の現代アートを中心に展示しており、韓国のアートシーンの現在を知るのに最適な場所です。

このように、東大門から始まるソウル城郭の道は、ソウルの歴史、自然、そして現代アートを繋ぐ素晴らしいルートであり、歩くことでソウルの多様な魅力を一度に体験することができます。

臥龍公園とその周辺

ヘファ周辺で城郭の痕跡が見えなくなったため、昌慶宮の右側を歩いて臥龍公園方面へと向かいました。坂の傾斜がきつく、普通車が登れないほどの道のりでしたが、なんとか登りきりました。臥龍公園から昌徳宮の北部を抜けて西に進むと軍事エリアがあり、パスポートがあれば通行可能でしたが、この日は城郭を潜り、山道を歩いて北村の北部に出ました。この地域は昌徳宮の北部であり、宮殿由来の施設が多くありました。アップダウンは多かったものの、自然豊かで楽しい道のりでした。

ソウルの食文化体験

お昼にソウルの安国地区にある「百年土種参鶏湯」で伝統的な参鶏湯を堪能しました。この店はミシュランガイドでビブグルマンに選ばれており、一人でも気軽に入店でき、手頃な価格でランチを楽しめます。店内の雰囲気は落ち着いており、土鍋でじっくり煮込まれた参鶏湯は非常に美味しいです。また、大根のキムチとニンニクのキムチも特に美味しかったです。

韓国ではどのお店でもキムチが提供され、粥や豆腐、漢方を使った料理が多く、体調管理に役立ちました。ソウルの食文化は健康的で、気候も自分に合っていると感じました。季節ごとの気候の変化の中で、栄養豊富な食事を楽しむことができ、体だけでなく心にも良い影響を与えてくれました。

景福宮を訪れましたが、工事中で休館日でした。

南大門市場のカルグクス横丁にも足を運びました。ここは様々な韓国料理の店が軒を連ねる活気あふれる場所です。特に、カルグクス横丁は手打ち麺のカルグクスで有名で、その新鮮な味わいは訪れる人々を魅了します。さらに、このエリアでは屋台でおでんの汁も楽しむことができます。

おでんは、さまざまな具材が煮込まれた韓国の伝統的な煮物で、その種類は多岐にわたります。この横丁では、豆腐、白菜、魚のすり身、卵など、様々な具材が使われたおでんを味わうことができます。それぞれの店ごとに異なる独特の出汁が使われており、それがおでんの風味を一層引き立てます。訪れる人々は、屋台ごとの様々な味わいを楽しむことができます。

南大門市場は、韓国の伝統的な市場の雰囲気を体験するのに最適な場所で、食べ歩きをしながら様々な店を巡ることができます。この市場は、地元の人々と観光客の両方に愛されており、韓国の食文化を深く体験することができる魅力的なスポットです。

坂の多いソウル

夕暮れ時、梨泰院の賑やかな通りからスタートして、南山公園までの散策を楽しみました。梨泰院は国際的なレストランやショップが立ち並び、多文化が混ざり合うエキサイティングな地域です。この地区はかつてアメリカ軍基地が近くにあったため、アメリカ文化の影響を強く受けており、国際的な雰囲気が特徴です。ここから南山公園に向かう途中、緩やかな坂道と時折現れる急な階段を通り、都市の景色が一変するのを体験しました。

南山公園に到着すると、自然に囲まれた静かな空間が広がっています。アメリカに縁のある土地柄ということもあって、ここのエリアだけ欧米のような雰囲気を持っていました。この散策は、ソウルの多面的な魅力を存分に感じることができる貴重な体験となり、都市の喧騒から離れた自然の美しさと歴史的背景が融合する南山公園を訪れることで、ソウルの文化的多様性と歴史的深みを感じることができました。

東大門総合市場の探索

夜は東大門総合市場を訪れ、手芸品を扱う市場の充実ぶりを目の当たりにしました。

最終日に続きます。

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Takuya Ichise
TAKUYA ICHISE

🗻Engineer, Maker 🎥http://youtube.com/@tichise